家庭教師の個人契約～デメリット・注意点まとめ

お子さんの学力アップや受験対策として需要が高まる家庭教師は、紹介会社による契約と個人契約による派遣のタイプがあります。どちらもマンツーマンにより自宅で学習指導してもらえることは共通としていますが、料金形態やサービス内容、責任などは異なります。

 

そこでここでは家庭教師口コミ＆評判に注目し、個人契約のメリット、デメリットや利用する際の注意点などまとめていますので、検討している親御さんは参考としてみてはいかがでしょうか。

 

個人契約の家庭教師とは？

 

一般の家庭教師は会社を通して契約するもので、教務スタッフ、教師が連携、お子さんの学習指導をサポートするのが特徴です。逆に教師と家庭が1対1で交渉するのが個人契約となり、授業料など話し合いにより決めることができます。

 

そこで個人契約の家庭教師は仲介業者を挟まないため、入会金や無駄な諸経費の支払いが不要、中間マージンがかからず費用は比較的安く抑えることができるのがメリットとなります。しかし個人間の契約となることから様々な問題も浮上、利用する際には、デメリットや気をつけておきたい点など十分に把握しておく必要があります。

 

そして学生にとって高時給で働けるアルバイト先でもあり、登録している大学生は多数います。そのなかには高学歴としている学生も多く、お兄さん、お姉さん的存在で、お子さんの学習能力を引き上げることも期待できるのも特徴としています。

 

個人契約サイトを利用する注意点

 

仲介手数料が必要

 

入会金・年会費・管理費・解約金・教材販売など不要としていますが、採用が決まれば仲介手数料として0円～2万円ほどかかる場合があります。事前に利用する際の詳細などは確認しておく必要があります。

 

自己責任が必要

 

報酬に対する先生との金銭トラブルや、生徒と先生の人間関係、授業中のケガなど仲介業者がいませんので、それぞれの問題は家庭、先生で処理する必要があります。そのため事前にルールを決めておくことで、スムーズに問題を解決することができます。

 

また授業内容においても先生により異なりますので、要望や目的などしっかりと伝えておくことも大事です。そして採用する前には、学生証や卒業証明書の提示を求め、身分の確認をしっかりとしておきたいものです。有名大学と偽り、実際のところ地方の3流大学だったという体験談も聞かれます。

 

先生との相性が合わない

 

個人契約の家庭教師は、仲介業者のように相性に合わせた先生を選ぶことはできませんので、自身で先生を見極める必要があります。口コミなどによると相性が合わず、成績が伸びなかったという書き込みも見られます。そこで一部の紹介サイトでは、1回の無料体験レッスンが可能というところもありますので、利用することで参考にすることができます。

 

しかし体験レッスンを行っているところは少ないですので、何人か面接してそのなかで決めるなど、お子さんに合う先生を見つけるまでには手間がかかることも予想されます。

 

教師の質がまちまち

 

主に学生教師が登録していることから、受験情報や模擬情報などは限られた地域のみとなり、家庭教師センターのように全国ネットワークによる情報網とは雲泥の差があるのも必然としています。そのため親御さん、お子さん自らが情報収集する必要があります。そこで経験豊かなプロ教師なら幅広い情報を周知していますので、登録している個人契約サイトに注目しておきたいものです。

 

また大手の家庭教師会社では、厳選な審査のもと採用されている先生を紹介、自社のシステムにより教育を受けた学生、社会人教師となります。しかし個人契約に至っては、その様な指導するための教育を行うシステムはありませんので、授業の質に差が出ることも予想されます。悪い言い方にはなりますが、当たりはずれがあることも念頭においておきたいものです。